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さきほどコチラの記事をご紹介しましたが、
先週末、伊藤園が生成AIで作った架空の女性タレントをCMに起用したことが話題になりましたよね?
◆コレです。
非常によくできていて、言われないと本物の人間と見分けがつかないのがスゴイ。
でも、こういうのが今後もどんどん進化していったら、アイドル、俳優、お笑い芸人、タレント問わず、芸能人は完全に仕事を奪われちゃうでだろうな・・と。
だって、AIタレントは文句も言わず24時間365日働き続けますし、スキャンダルも起こさず、ビジュアルが劣化することもなく、いつもベストパフォーマンスを見せてくれます。
やろうと思えば、同時に10本の映画・ドラマに出演することだってできちゃいます。
しかも、所属事務所にギャラを要求することもありません。
そうなってしまうと、芸能人を起用する側もマネジメントする側も、もはや面倒くさい”人間”を扱おうとはしなくなるのは当たり前。
大袈裟に聞こえるかもしれないですけど、実際にアメリカでは危機感を持った俳優組合がストライキを呼びかけたりして大問題になりつつあります。
◆もちろん、ご飯も食べません!
日本でも、AKB全盛時代だった2011年、秋元康Pが”江口愛実”というAIアイドルを作り、それをロッテが「アイスの実」のCMに起用したり、「週刊プレイボーイ」が表紙&巻頭グラビアに登場させたりして大きな話題になりました。
結局、江口さんは当時の主力メンバー6人(板野友美さん、大島優子さん、篠田麻里子さん、高橋みなみさん、前田敦子さん、渡辺麻友さん)の顔を合成して作ったとネタばらしされ、その後は特に大きな動きもなく消えて行ってしまったのですが・・
もし、あのまま活動を続けていたらどうなっていたのでしょう?
現在、ジャニーズと宝塚が大変なことになっていますけど、生身の芸能人たちがあーだこーだと揉めているうちに、彼らにとって最大の危機が迫りつつあるのかも・・
ちなみに、これは芸能人だけではなく、クリエイティブな職種の人たちにとっても他人事ではありません。
というのも、今年4月には1万人以上が加盟する全米脚本家組合が、映画やテレビ、映画製作者協会らを相手にストライキを決行したんですよね。
9月にようやく暫定合意してましたけど、彼らの主張は「AIに脚本を書かせたり、脚本の書き直しをさせたり、自分たちの書いたものをAIの学習に使ったりするな!」ということ。
つまり、このままだと自分たちの仕事をAIに奪われることを確信しているわけです。
実際、6月にDisney+で配信が始まったマーベルのドラマシリーズ「シークレット・インベージョン」は、生成AIを使用していることが明らかになっています。
このままAIの進化を放っておけば、役者や脚本家だけではなく、映像や音楽の分野でも人間以上の仕事をし始めるのは時間の問題。
私もChatGPT4を使っているので分かりますが、ホントに優秀で驚きます。
現時点では人間側がプロンプトという命令文を上手に使って誘導して上げる必要はありますが、これもChatGPT5以降になったらどうなっていることやら・・
ということで、すでに知名度の高いジャニタレは逃げ切りできるにしても、若手のジャニタレは危機感を持ったほうが良いかも。
「だったら、何をすれば良いの?」
って、そりゃ決まってますよ!
歌とダンス、演技のスキルを磨く。
そして、一人でも多くのファンを獲得すべく努力、仕事場ではスタッフたちから好かれるように振る舞う。
というのは当たり前ですが、アイドルにはAIにマネできないことがあります。
それは、グループメンバー同士でワチャワチャすること。
あの絶妙な空気感は、生身の人間にしか作り出せない最大の武器。
若手ジャニタレの皆さん!
ジャニーズから独立するのは良いですが、グループ脱退はしない方が良いですよ!!
◆言われなくても分かってるか。。