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低視聴率の女王・川口春奈さんが、フジテレビの木曜10時という「死に枠」での主演ということで、期待薄で始まった「silent」。

 

 

しかし、若くして聴力を失った元カレと手話などを通じて再度心を通わせる切なくも温かいストーリーが大きな話題に。

 

 

その結果、視聴率は一桁続きであるものの、見逃し配信再生数の伸びが凄まじく、今クール1の注目作だとまで言われています。

 

 

 

 

 

 

 

もちろん、この成功は目黒蓮くんの存在があってこそなのは言うまでもなく、12月22日の最終回に向け、SnowManファンを中心とした視聴者も盛り上がっていたのですが・・

 

 

「ボクらの時代」に「silent」演出家やプロデューサーとともに出演した脚本家の生方美久さんのある発言が炎上してしまいました。

 

 

[以下引用]

岩井俊二氏をはじめ、日本の映画監督をリスペクトしていることで知られる生方氏だが、番組では自身が「韓国ドラマとか洋画が、そんなにはまらない」ことを告白しつつ、その理由を「日本語が好きだからなんですよ」説明。

 

「『silent』とかまさにそうですけど、日本語じゃないとつながらないのあるじゃないですか。同じ言葉だけど違う意味で使う、シーンで使う意味とか、人によって違う意味で捉えられる言葉とか。あれって日本語じゃないと意味がないものを、私(は脚本に)すごい使ってて」と言語へのこだわりを語った。

 

続けて、『silent』の海外配信について、「もし海外で翻訳されて出たら、この(セリフの)意味って海外の人には伝わらないんだっていう悲しさがちょっとある」と明かし、「私は日本のドラマとして日本語の良さとか、日本語の面白さ、ある意味、残酷さみたいなものを書きたいから、ぶっちゃけ海外って興味ない」と断言。

 

これに村瀬氏が「なるほどー」と反応すると、生方氏は「(『silent』が)海外とかで配信されても、『あ、すごいんだ。おめでとう』って思うだけで、すごいうれしいとかは、ぶっちゃけない」と続け、「日本人に見てほしい。日本人っていうか、日本語がわかる人に見てほしい」と届けたい視聴者層を明かした。

 

ある意味、排他的にも思えるこの発言に、SNS上では批判的な意見や「ショックを受けた」という声が続出している。

 

その中には、「脚本家が『面白さがわかる人に見てほしい』と言ってしまうのは、違いませんか?」「海外作品に興味がないのは自由だけど、なぜこんなことをテレビで言っちゃうのか。わざわざ国名出してまで言うこと?」という疑問や、『silent』は韓国など海外にファンも多く、そういった視聴者の好意的な意見をネット上で読むこともできるため、「海外や非母国語視聴者の中には、日本の視聴者と同じように展開に一喜一憂して、セリフの意味を理解しようとする人もいるのに、その努力を踏みにじるような発言だ」といった批判も見られる。

 

さらに、『silent』は健常者とろう者による言葉や思いのやりとりが丁寧に描かれ、評価されてきた作品なだけに、「日本語と手話という2つの言語を扱ってるドラマなのに、言語を限定してしまうのは、ドラマの内容に反してない?」「ドラマで散々“言葉”について描いてきて、重要なのは言語じゃなくて、伝えようとすることや受け取ろうとすることだっていうメッセージを発信してきたのに、脚本家がそれ言うんだ……って心底ガッカリ」と、ドラマのテーマに反する発言との指摘もある。

[日刊サイゾー]

 

 

 

この記事では炎上したことになっていますが、実際にはネットの声は生方さんの言っていることも分かるという声が多いように感じました。

 

 

どの国のどの作品も、ニュアンスを理解したり行間を読んだりするには、言語はもちろんのこと、育ってきた環境や身についている文化が違うと完全に理解できないことは当然あるでしょうから。

 

 

脚本家からすれば、それだけ言葉を真剣に選んで作り上げた作品なんだと主張したかったんでしょうが・・

 

 

この「silent」って、韓国にも配信されてるんですよねー。

 

 

それで「海外配信興味ない」「日本語のわかる人にみてほしい」なんてことをテレビでドストレートに言うのは配慮が足りないと言われても仕方ありません。

 

 

それこそ、日本語を大事にしてる生方さんなら、もっと違う言い方もできたのでは。

 

 

日本語が大好きで日本語だから伝わるニュアンスもあると思っている、海外で配信されると翻訳されるからそのニュアンスまで伝えられないもどかしさがある、くらいだったらよかったかも。

 

 

ちなみに、この件はスルーできても、ストーリーの中でこれはイヤだったという意見が多いのがこちら。

 

 

 

 

分かりにくいので補足すると、目黒くんの演じる想の聴覚障がいは遺伝性で、想の姉が妊娠したときにその遺伝を心配し出産後検査したところ、わが子に障がいがないことが判明し、子どもに「優生」と名付けたと。

 

 

「優生」は「優しく生きる」とも取れますが、「優生」という単語の意味自体は、「良質の遺伝形質を保つようにすること」で、先日も障がい者施設で結婚を望む障がい者に不妊手術を求めていたとして「優生思想の亡霊」と指摘されていました。

 

 

日本語を大事にする生方さんが、どこまで考えてこういう名前にしたのか・・

 

 

生方さんは「silent」の成功で今後活躍の場を広げていくのでしょうけれど、くれぐれも炎上系脚本家にはならないで欲しいです。

 

 

せっかく、目黒くんの代表作の一つになりそうなんですから・・

 

 

目黒蓮も干され確実。来年以降、露出激減がほぼ確定したSnowMan