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ジャニーズと蜜月関係にあるとされてきた日本テレビに“異変”が起きています。
それが顕著に現れたのが、7月26日のニュース番組「news every.」における、ジャニーズ性加害問題の伝え方。
◆もう、社名変更は避けられないのでは?
[以下引用]各ニュース項目の冒頭、キャスターらがスタジオ部分でそのニュースのあらましを15秒程度で伝える部分を「リード」と呼ぶ。いわばニュースの概要だ。
〈ジャニーズ事務所の前社長による性加害問題に関連し、政府はこどもなどへの性被害防止に向けた取り組みを打ち出しました〉
リードを読み上げる際に、ニュース項目を簡潔に理解させるテロップ(字幕)を出すが、最初は「性被害防止へ 新たな取り組み」という文字だった。
だが、スタジオからVTR映像に切り替わったとたんテロップの文字も変化する。
「性被害防止に『緊急対策』声を上げやすい環境作りとは 国連ジャニーズ問題で聞き取り」
ニュース内容そのものは「(政府の)新たな取り組み」を伝えるものなのに、そこに「ジャニーズ事務所」を強調して視聴者がニュースに注目するような仕掛けを作っていた。
VTR部分に切り替わると、「news every.」はジャニーズの元所属タレントたち4人が並んでいる映像を流した。前夜に国連人権理事会の専門家による聞き取り調査を受けた後で記者の前でぶらさがりを顔出しで応じる姿と音声を放送したのだ。
「(国連人権理事会は)非常に寄り添って真摯に重大問題として受け取ってくれた実感はあります」(「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の石丸志門さん)
聞き取りの内容は明かさなかったものの、4人同時に約2時間の聞き取りがあったことを伝えた。
この後に放送したのは、こどもの政策を進める小倉こども政策担当相の単独インタビュー。ここで小倉担当相は以下のように断言した。
「ジャニーズ事務所の事案が報道されて以降、こどもや男性の性被害に関する社会的な関心が高まっていることは事実であります」
その上で、政府が男性への性被害防止への対策強化に取り組む重要性を強調した。この日、政府は小倉担当相が同席する形で開かれた関係府省会議で、こどもや若者の性被害防止に向けた「緊急対策」を示した。
巧妙で戦略的な報道だ。記者は小倉担当相に単独インタビューを行い「ジャニーズ事務所」について大臣の口から、緊急対策はジャニーズ報道がきっかけになったと発言させている。
こうなれば堂々と政府の「取り組み」をジャニーズ問題と結びつけて報道することができる。
[文春オンライン]
ということで、日テレも脱ジャニーズに舵を切り始めた・・というか、ジャニーズへの異常なまでの忖度を捨て、本来あるべき報道の姿に戻り始めたのでしょう。
ただ、こういった動きが出てきたのはあくまでも報道班であって、バラエティ班やドラマ班はまだまだ「ジャニタレに罪はない」というスタンスのようです。
ジャニーズ主演のドラマや映画などは、これからまだまだ目白押しですからね。
ただ、大手スポンサーがイメージ悪化を嫌ってジャニーズの起用を控えるようになってきているのは心配。
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実際、来年以降のキャスティングリストからジャニタレが外され始めているとの噂もありますし、早めに性加害問題を沈静化させないとヤバいと思います。
そして、沈静化できるかどうかは、ジュリー社長の決断に掛かっています。
本日15時から、国連の作業部会が性加害問題の調査結果について記者会見を開く予定ですが、これを受けてジュリーさんがどのような対応をするのかが鍵。
各テレビ局がジャニーズに対して”厳しい態度”を取りつつあるのも、暗にジュリー社長へプレッシャーを懸けているのかもしれません。
今後の成り行きに注目です。
◆こういうのも全部TOBEが引き受ける流れ。
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◆ちなみに日テレは生中継します。